先日、特別支援学校の見学に行ってきました。1学期の長女の学級担任との面談で「中学はどうされますか」と聞かれ特別支援学校も選択肢の一つだと提案されました。今まで中学校に関しては地域の公立中学校に行くつもりだったので、具体的に長女の進路について考えたことはありませんでした。しかし先生の言葉でもうその時期に差し掛かっているんだと気づかされたのです。先生からは特別支援学校に行くかどうか本人の意思が一番なのでお母さんが良いと思っても最後は本人がどうしたいかですよとのことでした。
特別支援学校に通っている子の保護者の方からは「特支(特別支援学校)にして良かった」、「子どものが楽しんでいる」、「地域の学校では不登校だったが特支に入学して以来皆勤」等々の声は以前から聞いていました。実際に自分の目で確かめようと見学を申し込みました。まずは私一人で見学に行くつもりだったのですが長女も「絶対に一緒に行く!私、中学は特支に行く!」ということで娘と一緒の見学になりました。個人的に見学を申し込んだので特支の進路担当の先生が付いて丁寧に説明や案内をしていただきました。有難いです。
最初に相談室で学校の特色やカリキュラム、行事、一日の流れ、進路先等について説明をいただき、その後学校全体を歩いて回り授業の見学でした。まず最初に学年集会で誕生会が行われていてハッピーバースデーの歌を歌っていたので私も一緒に拍手を送りました。そんな中ふと横を見ると、思っていた授業の様子と違っていたのか学年集会かつ誕生会というイレギュラーな出来事だったからか、身体か固まってしまっている長女の姿がありました。
次に各教室での授業を見させてもらったのですが、児童生徒の子どもたち「こんにちはー」と挨拶をしてくれたり話しかけてくれたりしてくれました。2つ目の教室から出た途端、長女が「帰りたい。早く帰りたい。帰ろ」と私の腕を引っ張ってきたのでした。特支の子どもたちは珍しいお客さんが来たと私たちに注目してくれるのでそれが長女にとってはプレッシャーだったようです。そこからは案内の先生も配慮くださり立ち止まらずにさらっと見ましょうと、当初見学は1時間半の予定だったのがさらっと40分ほどに短縮して終了しました。
何となくイメージだけではなく実際の特支の雰囲気を感じ取れて良かったです。長女の感想は特に聞いてませんが、あんだけ特支に行くことを楽しみにしていたのに「やっぱり中学どうしようかな」と迷いが生じているようです。その日は初めての場所で思っていたのと違ったとかびっくりしたこともあるから、これから長女の中でじわじわと時間をかけて見学で感じたこと見たことが消化していくでしょう。あと1年半、私も迷って考えていきたいと思います。







