四女の幼稚園受験でした。見事合格!4月から2歳児クラスで週2回幼稚園に通っていたのですが、誕生日を迎え10月から満3歳児として年少クラスに入ります。
満3歳になると幼児教育の無償化の対象で保育料が無償となり、今と同じくらいの出費で週5回給食付きバス送迎ありで幼稚園に通います。四女も楽しく行ってくれているし、なんとありがたいことでしょう。
四女には名前を言う練習、お返事の練習、そしておめかしをさせて面接に挑みました。面接会場(職員室)に到着し着席した途端、園長先生から「10月から3歳さんになられるということで、おめでとうございます!」と合格証書をいただきました!私は思わず「え?オッケーですか?合格ですか?」と聞き返し、「わー嬉しい!ありがとうございます」と証書を受け取りました。その後、四女はオレンジジュースをいただきストローでチューチュー飲みながら、制服の採寸をして帰りました。無事に終わった幼稚園受験でした。
私の幼稚園受験の思い出と言えば、やっぱり長女です。長女は2回、幼稚園落ちました。厳密には見学時点で断られているのも含め3回です。元夫の転勤で引っ越ししたところ初めての場所での幼稚園探しでした。祖母(私からすると義母)が評判の幼稚園に入園させようと、その近くのマンションを祖母が独断で契約してきました。そして祖母が指定した幼稚園を受験すると落ちたのです。その幼稚園に通うためにそこに住んだのに不合格だったのです。そして合格発表の日すぐに祖母から幼稚園一覧がメールで送られてきました。
次に選んだ幼稚園は、翌日が願書受付で、申し込みに行きました。受付で念のため「あの~落ちることってありますか」と尋ねたところ、後ろにいた園長先生が「幼稚園70年の歴史で落ちた人はいません」と笑顔で答えてくれたので安心して受験したのです。面接を受けて、合格を確証している私は入園金10万円を握りしめて入園手続きの窓口に並びました。「おめでとうございます」「ありがとうございます」とやり取りしている前の人たちを眺めながら「ありがとうございます」の気持ちで待っていたところ、私の番になると「〇〇さん」と他の先生から呼ばれ別室に案内されました。別室の椅子に長女と並んで座っていると園長先生が現れ「うちではお宅のお子さんは受け入れできません」と一言発し去って行かれました。私は想定外の出来事に上手い言葉が出ず、「あのー」と園長先生の背中に声をかけたのですが先生は振り向くことはありませんでした。別室に取り残された私たちはどこへ行っていいのかどうしたらいいのかわからず座り尽くしていると年配の先生が「ごめんね。そういうことだから」と退出を促されました。玄関に向かいながら私はその先生に「私たちじゃあどうしたらいいでしょうか。私たち引っ越してきたところで、ここがどんなところかもわからないのです」と尋ねると「ちょっと待ってね」と先生がその場を離れました。戻ってきた先生が手渡してくれた資料を目にしたとき、私の目から涙が溢れだしました。そして「こんなところもあるからね。ちょっとお母さんがしっかりしなきゃ」との檄が飛び「はい。ありがとうございました」と頭を下げ帰りました。もらった資料は市の児童発達支援の案内でした。その日の出来事の詳細は元夫には話さず「今日の幼稚園落ちたわ」とだけ告げました。
その後長女はというと、幼稚園だし義務教育でもないしもうお家にいてもいいかなと思って幼稚園探しは一休みしました。そうしているうちに二女が生まれました。二女の新生児家庭訪問で市役所の保健士さんが来られた際、順調に成長している二女よりも長女のことを心配して「私、幼稚園探してみますね」と言ってくれたのです。その保健師さんが、情報収集をしてくれて保健師仲間の噂を聞きつけ、他市にある幼稚園を見つけてくれました。それまでに長女と共に何軒か見学に行ったのですが、長女の反応はいまいちでした。しかし保健師さんが紹介してくれた幼稚園の見学中に「私、ここ行きたい」と言ったのです。入園できるかわからないので「行けたらいいね」との返答しかできませんでしたが、長女が行きたいというので見学後すぐに入園を申し込みました。面接日は親子で園長室に通され、長女は主任の先生に連れられ出ていきました。そして私は園長先生との面談と思ったら、用品の申込書を渡され「ハサミは右利き用と左利き用がありますので良いほうに〇をしてください」と園長先生笑顔です。「え?行けるのですか?」とここも四女の面接と同じ状況でした。探せば拾ってくれる人も所もあるんだなと実感しました。そして他市で遠方になるので毎日車で送迎しなければならなかったけれどそれにも勝る、アットホームな雰囲気の温かい素晴らしい幼稚園に出会えたことに感謝しています。長女はちょっと遅れて年少の11月から幼稚園に通うことが出来たのです。
ひとまず四姉妹全員幼稚園には入園できることになってホッとしています。四女は入園して1週間で運動会です。「運動会参加どうされますか」と聞かれましたが「参加します」と即答しました。四女の運動会での姿楽しみです。そういえば長女の時は10月に運動会があるから11月からの入園にしたような記憶が蘇ってきました。
こんなことがあったので、幼稚園受験と言えば私はドキドキするのです。四女の合格証書はまさに合格した証拠品ですから大切に保管しています。







